正方形×正方形

六本木(カラスは銀座)

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深夜帰宅だったのでやっつけ文章になってしまったが、
忘れないうちにちゃんとレポートしておこう。

CORRADO RUSTICIはイタリア出身のギタリスト/プロデューサーである。
マニアの間では、米国で成功を収めた数少ない伊ミュージシャンの一人として知られるが、
きっと本人にとってはプログレ時代の「Cervello」のことなど遙か昔の思い出にすぎないだろう。
それほど、米国とその後の本国での成功は華々しい。

今回、どんな経緯で来日したのか知る由はないが、過去数年PFMやNew Trollsなど
イタリアのミュージシャンたちの公演が好評を博してきたことと無関係ではあるまい。
この手のツアーは、コアな支持者たちの熱意によって辛うじて実現してきた経緯があるが、
興行的に成立するようになったのであれば光明と言えるだろう。

さて、当日のセットリストについてはすでに記憶が定かではない。(困)
しかし、初来日のステージはセカンドアルバムの1曲目から幕を開けた。
3曲目「ロングタイムアゴーの曲をやります」と言って始めたのはなんとNova時代のものだった。
それで狂喜乱舞するオーディエンスがいないところは場所柄か。(笑)

プログラミングを上手に組み合わせたPETER VETTESEの変態的な
いや変則的なキーボードプレイは、ベース不在のステージを補って余りあるものがあった。
サンプリングによるベースラインも新鮮だったが、予測のつかない豊かな音づくりは
ビックリ箱と言うか(笑)元Jethro Tullの面目躍如と言えよう。

「ドゥドゥビダドゥダダブダダッ!ドゥビダダビデダブダダビダ!ドゥドゥビダ…(以下延々つづく)」
と叫びながらパワフルなドラムソロを披露したSTEVE SMITH。
余興のつもりだったのかもしれないが、彼のアタマの中にある譜面を見せられたような気がして
改めてプロのミュージシャンの仕事の正確さを思い知らされた。

大柄な身体に明らかにギターが小さく見えたCORRADO RUSTICIだが、
John McLaughlinを思わせる攻撃的な超早弾きは、衰えないどころかさらに疾走感を増していた。
中盤、Allan Holdsworthを思わせるフレーズと奏法にはシビレたが、
1曲だけ披露してくれたイタリア語によるヴォーカルもなかなかキュートであった。

今回のステージは、セカンドアルバム「Deconstruction of a Postmodern Musician」中心の
選曲だったが、アンコールでは再びNova時代の曲を演ってくれた。
しかし、万一の可能性を期待したCellveroの曲はついに演奏されることはなかった。

若い頃憧れたミュージシャンが、いま目の前で演奏しているという事実。
「伝説の」などという形容は、まったく彼らに対して失礼極まりない。(反省します)



by leica_m4m | 2010-04-18 22:36 | Leica M | Comments(0)