正方形×正方形

写真を撮ることと観てもらうこと

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「写真を撮ることは、記憶の補完である」
そういうスタンスで撮ってきた。
というか、そう規定してきた。

ワタシの中では「記憶の補完作業」には2種類あって、
ひとつは「遠き日の記憶を現在の街中で見つけ出す行為」
もうひとつは「今日のこの記憶を後日に残すための行為」である。

「自分のための写真」はそれでもいいかもしれないが、
「写真展で誰かに観てもらうための写真」は、
いや、さすがにそりゃイカンだろうと
この夏のローライ写真展の作業を進めていたときずっと考えていた。

大層な自己主張を振りかざす輩には辟易するが
フワフワボヤボヤの世界も性に合わない。

出した答えはシンプルで、「真摯に撮る」それだけのことだった。

都合のいいことに、ローライというカメラは撮り手の姿勢が素直に表現される。
それは(良し悪しという意味でなく)写真を見ればすぐわかる。

ローライというカメラとまっすぐ向き合って
写真を撮る行為とそこに至る過程を楽しんでいるな、と。

さて、今日はローライで撮った写真展を観に行く。
まったくちょっとホントに遠いんだが楽しみだ。
by leica_m4m | 2010-12-11 02:00 | GRD | Comments(2)
Commented by kawamutsu at 2010-12-11 09:23 x
こんにちは。
そうですね、私も百々さんの展示で思ったのは対象に向き合う『姿勢』ですね。
フラッと撮るスナップも勿論ありだと思いますが、地に足を付けてしっかりと向き合う事は大事だなぁと。
流石にバイテンは無理ですが(笑)
Commented by leica_m4m at 2010-12-12 11:02
kawamutsuさん こんにちは。
昨日はお疲れさまでした。(遠くまで)
新しいお題もできましたので、楽しく撮って楽しく現像できそうです。^^