正方形×正方形

「撮影後画像」のピントを変更できるカメラ

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シリコンバレーのLYTROというベンチャーが面白いカメラを開発した。
なんと「撮影後にピントを変更できる画像」を作成できるのだという。

これはジョークでなくホンモノだ。
どういうことかココで試してみてほしい。

Light Field(光照射野)と呼ばれる技術は、複数の方向からの光線をセンサー上の
複数のポイントでキャッチして「光線の方向の情報」とともに記録する。
で、撮影後の処理で特定の距離にピントが合った画像を作成することができる。

つまり、2次元的に言えば最短距離から無限遠までの画像情報を保持していることになる。
特定のポイントにフォーカスする、という従来の光学技術の常識を覆すヘンテコな発明である。

「ピント合わせが不要な画期的なカメラ」と捉えるか、
「撮影後にピント合わせをしなきゃならないカメラ」と思われるかでガラリと評価は変わる。

果たして歴史に名を残すカメラになるだろうか。
どうも民生品向けじゃない気もする。(笑)


1に纏わる 11枚の写真 111番館にて
by leica_m4m | 2011-11-02 21:16 | Leica M | Comments(4)
Commented by sa55z at 2011-11-02 21:35
ピンもそうですが、いよいよボケコントロールの時代到来か?
Commented by tasshi at 2011-11-03 08:06 x
おはようございます。
「しまった」の無くなるカメラですね
そのかわり「よしっ!」が味わえない。
Commented by leica_m4m at 2011-11-03 22:27
sa55zさん こんばんは。
いったいどれだけの精度で複数のピント情報を持っているんでしょう。
ボケも好きにコントロールできるようになったら、レンズの個体差もなくなりますね!(笑)
Commented by leica_m4m at 2011-11-03 22:29
tasshiさん こんばんは。
その通りですね!ピンボケの失敗がなくなる。
精度はデータ処理の性能でどんどん良くなるでしょうが、ブレの問題は残りますね。
このカメラの機構はなかなか画期的だと思うのですが、昨日初めて知りました。(汗)