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下町墨田区と上総本納町の意外なつながり

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昨年の夏に精力的に撮り歩いた上総本納町には
日本武尊の后である弟橘媛(おとたちばなひめ)を
主祭神に仰ぐ「橘樹(たちばな)神社」がある。

神社にはこんな伝承がある。

日本武尊の東征を阻む海神の怒りを鎮めるために
弟橘媛が海に身を投じてその難を救った。

悲しんだ日本武尊は后の御陵を作り、
海辺に漂着した櫛を納め橘の木を植えて祀った。
神社本殿の奥にある古墳がそれだという。

この話を最初に教えてくれたのは布団屋さんのご主人だった。

年明けから撮り歩いている下町エリアには
立花(たちばな)や吾嬬(あづま)という地名があり
同じく弟橘媛の伝承があると知った。
入水伝説は浦賀水道を挟んで西と東に広く残っているようだ。

まるで関連性のない撮り歩きの中で
こんなご縁を発見するとちょっと嬉しい。( ̄▽ ̄)ノ
by leica_m4m | 2013-02-09 19:28 | まちどりニコン | Comments(4)
Commented by torimi at 2013-02-10 00:50 x
60kmも離れている別々の地に同じような伝説が残っているとは・・・不思議です。

よく見つけましたね。  もしかして呼ばれた? かも
Commented by leica_m4m at 2013-02-10 02:15
torimiさん こんばんは。
いや、100キロでしょう。ははは。でも地名と伝承は興味深いですね。
「東あずま」という駅があって誰もが「東東」じゃないかと思うでしょうが「東吾嬬」なんです。
でも東をあずまと呼ぶのは「吾妻・吾嬬」が語源らしいのでやはり同語反復なのかも。(笑)
Commented by apertura28 at 2013-02-11 10:48
leicaさま
橘樹神社の目の前に祖父の家があり、遊び場にしていました。社殿の下にもぐり、裏の塚に登って遊びましたが、今のところ祟りはなく、こちらの神さまには気に入られていたようです。今もたまにご挨拶にうかがいます。
ギャラリーでお会いし、本納の話はしましたが、これは追加です。
apertura28
Commented by leica_m4m at 2013-02-11 21:39
apertura28さん こんばんは。コメントありがとうございます。
ギャラリーでの奇遇なお話も興味深く思い出されます。
昨年は10月の橘樹神社の奉納祭にも本納を訪ねました。
驚くほど多くの人で賑わっていて、ふだんの通りの様子との差に二度驚きました。^^