何の変哲もないスーパーに、微妙な発見
ダイエーの系列店だろう。
一見、何の変哲もないスーパーである。
ワタシも最初はそう思った。
しかしよく見ると「24時間営業」と書かれたその奥に
ちょっとレトロなデザインの壁面が見える。
もともと建物の正面がそこにあったんじゃないか。
裏に回ってみて確証を得た。
別の目的で建てられたものを転用しているな。間違いない。
帰って古い資料を探ってみると記述を見つけた。
そして、荷風が記した「玉の井館(寄席)」、その後「玉の井文映(映画館)」を経て
現在はスーパーに生まれ変わっていたのだとわかった。
このエリアは戦火で焼けてしまったらしいから
現在の建物は戦後のものと思われるが、
合掌と言うのだろうか屋根を支えているように見える太い木が
ハリボテ風味なところ(破風か?)がそれを裏付けているように思える。
こうした微妙な発見もまた、下町歩きの楽しみである。(笑)
by leica_m4m
| 2013-04-24 18:02
| Leica M
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