そうだ、軍艦島行こう計画、いよいよ上陸
軍艦島は絶好の上陸日和だった。
風もなく穏やかな海を船は淡々と進む。
薄い雲のおかげで陽射しに直撃されることもない。
遠く船からオモチャのように見えた人工島が
いまワタシたちの目の前に異様を晒している。
最盛期に5,300人が暮らしたという端島に
誰も住まなくなってもう40年近く経つ。
大正5年築の7階建て鉄筋コンクリートのアパート、
地下800メートルに達する石炭採掘場の入口跡に散乱する瓦礫の山、
ひときわ異彩を放つのは島の南端に屹立する小学校だ。
だが、団体行動、規定コースで体感できるのはここまで。
奈良原一光の写真集で見た生々しい情景はともかく
高層アパートでの生活の痕跡にまで到達することはもはや難しい。
とはいえ、初体験の軍艦島上陸はとても刺激的だった。
腹八分の残りはビールで埋めよう。(笑)
by leica_m4m
| 2013-06-14 23:39
| Leica M
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