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ライカさんちのQちゃんは新しい協業モデルの成果か

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常軌を逸した高額デジ「ライカQ」の中のヒトあるいは製造が
松下さんであるというK氏の指摘を受けてちょっと考えた。
コレは日独メーカーの新しい協業モデルなのかも知れないと。

モノは良くてもブランド価値の低い後発日本メーカーが
技術はないけどブランド価値の高い海外メーカーに
OEM供給するというのがこれまでの流れであった。

ではQちゃんの場合、何が違うのか。
ちょっと妄想してみた。

1) パナ社が市場未投入のフルサイズミラーレス機をライカ社に先行OEM供給した
2) パナ社がライカ社の要求仕様に応えてQちゃんのコアコンポーネントを開発・提供した
3) パナ社とライカ社が本気でカメラを共同開発した(でもみんなには内緒ねっ♡)

1)の場合、自社製品よりもライカ社への供給を優先させたことになる。
2)だとしたらパナブランドのQちゃん機は世に出ない可能性がある。
いずれにしても両社の協業はすでに新しいステージに入っているのだろう。
きっと松下さんの開発陣には熱心なライカマニアがいるに違いない。
でないとこんな濃密な関係は長く続かない。

ま、何はともあれワタシが最も注目したのはQちゃんのボディサイズである。
我が愛しのM4とほぼ同じ大きさ厚さ(BWH)でフルサイズを実現しているのだ。

もしかするとコレが最大のブレークスルーかもしれない。
次のM機はフィルムライカ時代のセクスィーボディが実現するかも。
( ̄▽ ̄;)レンズ依存かな〜
by leica_m4m | 2015-06-27 16:40 | Leica M | Comments(6)
Commented by nori62chan at 2015-06-27 20:40
1)は10年ぐらい前に一度失敗しているのでなし。2)は開発リスクもなく適正な収益をあげられるのであり。ライカ社には昔から3)の考えはないんじゃないかなCLのときのように自分のブランドのクオリティを維持できるものを利用(あるいは作らせる=現行のコンデジ)するって感じでしょうか。

Commented by leica_m4m at 2015-06-28 01:28
1)と2)は書く順序が逆だったかもねノリさん。
でも既製品・汎用品的なコンポーネントの提供でなく
自社ブランド製品よりも先にライカ社の要求に応えたってところがポイントだと思うんだ。
製造と流通のパワーバランスについてはドメスティックな視点からいろいろ言われてきたけれど
国内と海外メーカーの協業領域でちょっと興味深い動向だと思うワケです。( ̄▽ ̄;)
ちゅーか、フィルム時代と同じ厚みのM型登場への期待の方がワタシ的にはすんごいんですけど。(笑)
Commented by tajiri8jp at 2015-06-28 08:50
「きっと松下さんの開発陣には熱心なライカマニアがいるに違いない」というのは同感。
パナソニックのカメラにはどことなく過去のカメラに対する「リスペクト」があるような気もしますし。カメラメーカーとしてのブランド力がないのが惜しい(笑)。
Commented by nori62chan at 2015-06-28 10:02
ソニーの新型センサー(曲がってるヤツ)が厚みへの解決になるのかな?
Commented by leica_m4m at 2015-06-28 12:15
tajiriさん こんにちは。詳しいことは存じ上げませんが
SONYと違ってカメラメーカーを買収したワケではない松下さんが
O社との協力があったとはいえここまで事業を育てるのは大変だったでしょうね。
ライカ社が提携相手として松下さんを選んだ理由が
ブランドと製品力の相互依存だったとしたら立派なものです。( ̄▽ ̄)
Commented by leica_m4m at 2015-06-28 12:31
ノリさん、やっぱりまだ調査不足なんだけれど
松下さんはフルサイズ機はおろかフルサイズセンサーも自社開発していないわけで
これまでの協力関係と少し違うような気がするんですよね。
もしセンサーがSONY製だったとしたらそれも画期的。( ̄▽ ̄;)