正方形×正方形

レトロフォーカス

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「レトロフォーカス」と呼ばれるレンズ構成には
何となく懐古趣味的な響きを感じてしまうが、
決して昔懐かしいレンズという意味ではない。

フィルム面すれすれまでレンズの後玉が接近する広角レンズは
ミラーアップ機能のない一眼レフでは使えなかったものだが、
長いバックフォーカスを可能にして
この問題を解決したのがレトロフォーカス型のレンズだ。
日本製一眼レフが勃興する前夜、1950年代の発明らしいから
十分にレトロを感じる時代ではある。

今では、「対象型の美学」と銘打ったノクトン35mmクラシックのように
「ダブルガウス型」のレンズでさえ昔懐かしい。
(構成的にはズミクロンの8枚玉と同じようだ)

ある雑誌の記事で、コシナの社長さんが
「この時代に、わざわざ性能の悪いレンズをつくるなんて…」と
不満たらたらの設計者をたしなめながらつくらせた

というような意味のコメントをしていたように記憶しているが、
さて、果たしてこれは「性能」なのか、「味」と評価すべきか…。



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なんだか、ぼやーって感じ。絞りは開放ではなくやや絞ったかも。1/1000では仕方なし。
フィルムは(PLUS-Xが品切れで仕方なく買った)T-MAX100。
800×800で、ぼやぼやした感じをお楽しみください(笑)。
by leica_m4m | 2008-06-16 21:15 | Leica M | Comments(0)