正方形×正方形

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話は尽きない

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そもそも佃島に着いたのが4時をまわっていたのだ・・・

撮り始めて1時間が経ったころ、一軒のお店に吸い寄せられるように入った。
「たばこ」の看板はあったが、どうやら煙草は扱っていないらしい。

奥に腰かけていたご主人が立ち上がって迎えてくれた。
明治のころから4代続く雑貨屋さんだった。
昨年、煙草の扱いをやめてからは
近所の子供たちを相手に駄菓子を売っているという。

「母親の代に、関東大震災で焼け野原になってね
昭和のはじめに建て直したんですよ」とご主人は話し始めた。

しょこたん、タッキーなどのグラビア撮影がここで行われた話
工藤静香が子供2人を連れて駄菓子を買っていった話
某テレビ番組のロケのために商品棚を処分せざるを得なかった話
入院から戻ってきたらお店の前でマンション建設が始まっていた話
建物は区の文化財に指定されているのに日照権は奪われたままという話
そして、大学生になった今でも駄菓子を買いに来る「子供たち」の話。

話は尽きることがなかった。

「あっ!いかん!!」
気がついた頃は、6時をとっくにまわっていた。

月島のもんじゃ屋さんに着いてからの顛末は
momiliさんの記事に詳しいので多くは語るまい。

「煙突バカ」に続いて「天然」の称号までめでたく拝領することとなった。
こんな具合だから、初めての集まりは楽しい。(´~`)ゞ
by leica_m4m | 2008-07-08 22:15 | Leica M | Comments(10)

コンビニ

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CO2排出量削減のために
コンビニの深夜営業を見直したらどうか
という議論が再燃しているらしい。

オモテに見えているのは店舗だけだけれど
コンビニが 物流からメーカー、生産者までを巻き込んだ
巨大なシステムを形成しているのは周知のとおり。
24時間をフルに使って複数のプレーヤを連携させ、
規模の経済で競争優位を生み出している。

だからコンビニに24時間営業を止めろと言うのは、
マグロに「泳ぐの止めて寝なさい」と言っているようなものだ。

行き過ぎたサービスはムダでしかないが
加速した大きな歯車を止めるのも非効率を生むだろう。

業界イジメ的展開に陥らないことを望む。
夜中にビール買えなくなったら困るし…。


写真は下町の酒屋さん。
ポスターの貼り方にこだわりを感じる(笑)。
by leica_m4m | 2008-07-04 01:01 | Leica M | Comments(2)

ピュアオーディオ後日談

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泣けるほど感動した試聴室を後に、
心地よい余韻を楽しみながら男3人軽く食事をした。

クルマや住宅ならともかく、「オーディオ」に対して
ゼロが7つも並びそうな投資をするには
常識を超えた価値基準と、常人には想像もつかない執着心が必要だ。

くだんの紳士は、どうやらすでにその域に近づいているらしい。

 「でもね、ケーブル1本でも音は全然変わるんですよ」
 「えぇ~!? まさか~ ケーブルでですか~!?」
 「信じられないかもねぇ。じゃあ試してみる?」
 「はぁ~いいですけど~(期待はしません)」

電源やケーブルなど、話はいっそうマニアック
(だが投資対象としては現実的)な方向へと展開し
めでたくケーブル類をお借りできることになった。
アンプとスピーカが「カメラボディとレンズ」なら、
ケーブルなんて「まぁストラップみたいなものかな~」と高をくくっていた。
で、この週末に交換してみたのだ。

がびーん!!変わった。劇的に。

まず、音の解像度が上がった。キレも良くなり、高音も伸びやかになった。
左右スピーカーの間には「音像」らしきものがクッキリ現れた。

この変わり様は、いったい…。

ふとお借りした「ヘビ柄のケーブル」がいくらするのか気になった。
さっそく例のオーディオ店のページで探してみた。

どがーん!!!ウチのアンプ(15万)より高い。


写真は地元のアパートにて。*本文とは関係ありません。
by leica_m4m | 2008-07-02 23:25 | Leica M | Comments(4)

顔認識

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昨夜は飲みすぎた。

会社の歓迎会で珍しく月島のお店に行ったのだけれど、
おそらく近くの会社の方々だろう
10人ほどの会と隣り合わせになった。

それぞれ大いに盛り上がって、彼らが先にお開きに。
で、帰り際に記念写真を頼まれて真新しいデジカメを2台渡された。

「ハイっ撮りまーす!」と、必要以上に大きな声を張り上げて1枚。

次のデジカメに持ち替えてシャッターを半押ししたら
大き目の液晶に「顔認識」のフレームが複数現れた。
さすがは最新機種。だが待てよ、人数分ない。

カメラに顔と認識されない顔って・・・。
by leica_m4m | 2008-06-28 23:54 | Leica M | Comments(8)

張り巡らす

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「アンテナを張り巡らせる」という表現がある。

「情報収集を怠らない」とか
「五感を研ぎ澄ませる」といった
意味で使われることが多いが、
「張り巡らせるアンテナ」とは
どんな形のアンテナなのだろう?

張り巡らすのだから「パラボラアンテナ」では無理がありそうだ。
アマチュア無線のアンテナは両手を左右に広げたような形だったと思うが、ちょっと違う。
何か「網状」のものとか「連続性のあるデザイン」を想像するが
そんなアンテナ、世の中にあっただろうか?

いや待てよ。
単純に「アンテナをあちこちに大量に設置する」という意味なら
形は関係ないのかもしれない。

昭和のデザインとして見慣れたVHFアンテナが、
地平の先まで連綿と続く三角屋根すべてに設置された光景を想像すると
ちょっとワクワクしてくる。(^^


写真は新橋駅近く。先の戦争で焼け残ったあたり。
ここでも再開発が始まった。
by leica_m4m | 2008-06-26 20:23 | Leica M | Comments(0)

眠り

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カラスが鳴いて、日が西に傾くころ
いつものお客はやや早足で暖簾をくぐり抜け

大きな罐では次々と廃材が焼かれて
煙突からは やや控え目に煙が吐き出される

そんな日常が眠りについてから、もう半年が経つ。

瀟洒な玄関は すでに
薄っぺたなベニヤ板で塞がれてしまった。

懐かしい煙突でさえ もはや
梅雨空に突き立てられたコンクリートの塊に過ぎない。

廿世紀浴場(私的・煙突ランク9)
by leica_m4m | 2008-06-23 23:51 | Leica M | Comments(2)

あかるいアンシツ

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今にも泣き出しそうな重い雲の下
3回目となる暗室ワークショップ(通称「喰っちゃ焼き」)が計画通り行われた。

首謀のash隊長を筆頭に、今回はスペシャルゲストを迎えての3人。
超地味な本企画に快く賛同してくれた
kawamutsukunさんは、
ハッセルを駆使して街を切り撮るスナップの名手である。

喰っちゃ焼きの趣旨に基づき、まずは築地市場で昼食。
いつになく多くのお客で賑わっていて、選り好みをしている状況ではなかったが
幸いカウンターの洋食屋さんに滑り込むことができた。
それぞれ、カツ丼、オムハヤシライス、カツカレーライスを食して準備万端。

築地本願寺裏の古い街並みを散策しながら暗室へと向かう。
まるで歩く動作と一体化したように次々とシャッターを切る隊長、
「いつもよりずっと軽快」と言いながらライツミノルタCLを構えるkawamutsuさん。
対照的に私は、絶好の被写体を横目に思うように撮れない不自由さをやや後悔していた。

ほぼ時刻どおりに暗室へ到着。
せっかく大荷物を抱えてきたのだから、ちゃんと焼かないとなー。
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さて、5時間に及ぶ格闘の末、得られた
成果は・・・。

階調の美しい端正なプリントを焼き上げていったのはkawamushuさん。
初めて使うというフォコマートⅡCの操作に最初こそ難儀していた様子だったが、
焼き始めてからは 惚れ惚れするような美しい印画を連発。
フィルムやレンズの性能を十分に引き出すと こういうプリントが得られるんだ
ということをまさに目の前で証明していただいた。うーん、勉強になります!!

ash隊長は、1カットを焼くのに2時間を費やす集中力を発揮。
最後は高濃度のネガを力づくで印画紙に定着させた。
独自の哲学を独自の方法論で固定化するには、
常人には想像できない力が要るのだと実感。
だから、焼く前に「喰う」ことが必須なのかと妙に納得したのであった(失礼!)。

私はと言えば、お気に入りのダースト引伸機の上位モデルを使わせてもらって
少し大きめのサイズにチャレンジ。大伸ばしのためにイーゼルを置く台を1段下げてもらった。

最初に焼いたポートレートを見てお2人の一言は「硬い~!」であったが、
すかさず「ノクトンって、開放ならポートレートでも使えますねー」とフォローを入れるところは
流石はkawamutsuさん、大人である(笑)。

多少苦戦したけれど、後半ペースを上げて結果的に10カット焼くことができた。
私の硬いプリントを見て、暗室オーナーのHさんは「バライタで焼いてみたら?」と
アドバイスをくれた。「あなたの写真は、バライタの方が合ってると思うよ」

階調表現には依然として課題を残したままだが、バライタが解決のヒントをくれるだろうか。
それ以前の問題として、フィルム現像の品質を上げないといけないことも明らかになった。
暗室作業をしてみて初めて発見できる事実は、意外に多い。

というわけで、また次回への楽しみが増えた。
kawamutsuさん、今回はありがとうございました。
ash隊長、試練の道はまだまだ続きます。(^^

正方形か長方形か
by leica_m4m | 2008-06-22 18:24 | Leica M | Comments(4)

ビルディング

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今週末、再び暗室に入る。

20年ぶりに暗室入りしてから、今回が3回目。
暗室魂に火がついた という訳ではないと思うが、
しばらくは定期的に引き伸ばしをすることに決めている。

過去2回は四切だったけれど、
今回はもう少し大きなサイズにチャレンジする予定。
お手製の「白縁+黒縁焼き込みキット」、またつくらなきゃ。

今日はなんだか風邪気味、微熱もあるようだから
早く寝て 週末の5時間に及ぶ寡黙な作業に備えよう。


写真は銀座のとあるビル。
銅色に鈍く輝くプレート、「デ」と「ィ」のくっつき具合がいい感じ。
by leica_m4m | 2008-06-19 18:08 | Leica M | Comments(2)

レトロフォーカス

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「レトロフォーカス」と呼ばれるレンズ構成には
何となく懐古趣味的な響きを感じてしまうが、
決して昔懐かしいレンズという意味ではない。

フィルム面すれすれまでレンズの後玉が接近する広角レンズは
ミラーアップ機能のない一眼レフでは使えなかったものだが、
長いバックフォーカスを可能にして
この問題を解決したのがレトロフォーカス型のレンズだ。
日本製一眼レフが勃興する前夜、1950年代の発明らしいから
十分にレトロを感じる時代ではある。

今では、「対象型の美学」と銘打ったノクトン35mmクラシックのように
「ダブルガウス型」のレンズでさえ昔懐かしい。
(構成的にはズミクロンの8枚玉と同じようだ)

ある雑誌の記事で、コシナの社長さんが
「この時代に、わざわざ性能の悪いレンズをつくるなんて…」と
不満たらたらの設計者をたしなめながらつくらせた

というような意味のコメントをしていたように記憶しているが、
さて、果たしてこれは「性能」なのか、「味」と評価すべきか…。

ノクトン35mmクラシックMCによる勝鬨橋の拡大画
by leica_m4m | 2008-06-16 21:15 | Leica M | Comments(0)

ビバンダム

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以前の仕事場近くには、行きつけの蕎麦屋さんがあった。
天ぷらも美味しいし、魚もお酒も上等。
オーナーの板長がとても楽しい人で、女将さんは美人だった。

仕事場が変わってから3年ほど経つが、
顔なじみの店員さんが迎えてくれるお店はまだないなぁ。
銀座のビヤホールにはそれなりの頻度で通っていて
常連客とは顔馴染みになったが、店員さんとはなかなか・・・。

そういえば、ミシュランガイドに出るようなお店には
まず縁などないだろうと思っていたら、
知っている銀座のお店が2つも載っていて驚いた。
(なるほど~美味かったもんなぁ~)

でも、そういうお店には特別な日にしか行けないので、
残念ながら常連というにはほど遠い。

さて、とある公園に立っていたこいつは、
「やぁ、ミシュランマンじゃないか!」(黒いけど)
by leica_m4m | 2008-06-14 22:14 | Leica M | Comments(5)