正方形×正方形

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異空間

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丁寧につくられた壁のタイル画には、
花瓶に活けられたチューリップが描かれている。

木製のテーブルと椅子は、ずっしりと重く
そして天井は高く、しかし黒く焼け焦げていて
幾多の災難をくぐり抜けてきた時間を伝えている。

いつも語らいと笑いが溢れていて、
饒舌も奇声も広い空間にあっという間に飲み込まれる。
喧噪とはちょっと違う独特の空気が、そこにはある。

料理はお世辞にも良質とは言えないが、
美味いビールとこの高い天井があるから、いつもここに来る。


銀座の異空間、ライオンビアホール。

親子連れも多い
by leica_m4m | 2008-03-28 23:54 | GRD | Comments(4)

二輪

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二足で歩く走る以外にいろいろあるけれど
中でも二輪車は最も手軽な移動手段だろう。

ちょいと遠くへ行く
すこし急いで行く
小荷物もって行く

新聞配達のお兄さんも三河屋のサブちゃんも
通勤のサラリーマンもおそば屋さんの出前持ち
交番の巡査も買い物のお母さんも
通学の高校生も郵便局のベテランも
そういや仮面ライダー本郷猛も みんなそんな理由だ。
(電車に乗った仮面ライダーにはビックリしたが)

バイク便はそのものズバリではあるが
配達を伴なう
ご商売には二輪車は必需品だ。

「スピード」とか「速写」とか謳っている
こちらのお店にはパワフルなバイクが似合っている。

上野近くの印刷屋さんにて。

こちらは・・・
by leica_m4m | 2008-03-27 23:15 | Leica M | Comments(2)

黒ラベル

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サッポロ黒ラベルが好きだった。

もちろん今でも好きなのだが、
近年、季節ごとにどんどん味が変わる気がして
どうも食指が動かなくなっていた。

目下の愛飲銘柄は琥珀ヱビスであるが、
これも限定品らしく、お店ではほとんど見かけなくなった。

困った…何飲もう。

と思っていた矢先、西田敏行と小池栄子のCMが目にとまった。
二人が居酒屋にやって来てぐいぐい飲むアレである。

うまそうだなぁ。

というわけで、昨夜は黒ラベルを買って帰った。
久しぶりに飲んだ黒ラベルは、うまかった。

あのCM、うまいなぁ。


*写真は浅草に近い東上野の掲示板(と煙突!)。
 煙突百景「その8」くらい、になるか。
 で、路地を覗いた途端に発見した
トタン

トタンなお家
by leica_m4m | 2008-03-25 20:50 | Leica M | Comments(0)

アカルイ暗室

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「それじゃあ、3月の後半ってことで」
彼の一言が、私を再びあの部屋へと導くことになった。
写真珍道中、第2ラウンド「暗室編」のはじまりである。


●3月22日(土)快晴
絶好の写真散歩日和というのに、男2人、
真っ暗な場所で5時間にわたって何やら焼く姿があった。
(ショッカーの基地を焼き討ちしていたわけではない)
暗室でモノクロプリントをつくっていたのだ。

彼は35ミリのネガを20本ほど「ベタ焼き」にし、
お手製のインデックスを焼き込む周到さを発揮。
私は
浅草散歩で撮った何枚かを4切サイズに引伸ばした。

2人とも暗室作業は20数年ぶり。
経験というより「思い出」に近い状態だった。

とはいえ、レンタル暗室での5時間はあっけないほど簡単に過ぎ去った。
(それはそれは、意外なほど寡黙な時間であった)

さて結果は、といえば「うーん、3号ってこんなに硬かったか?」
などともっともらしい分析はさて置き、
「やっぱり、暗室はおもしろい!!」というところに帰結すべきであろう。


やり直しは、焼き直し。コマンドでは戻らない。
文字通り試行錯誤からプリントを仕上げていく過程は、
暗室ならではの徒労と感動に溢れた時間なのだと再認識できた。



*PLUS-X/フジブロWP FM3による4切プリント

豆腐屋さんも
by leica_m4m | 2008-03-23 12:16 | Leica M | Comments(8)

スマートボール

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「スマートボール」をご存じだろうか。

パチンコ台を斜めに置いて、
ピンボールの射出レバーと組み合わせたような遊技台
といえば、ご想像いただけるかもしれない。

パチンコもピンボールも金属球だが、
スマートボールは「ビー玉」を使う

このお店では、50台あまりのスマートボールを
切り盛りしているオジサンに台越しに声をかけると
200円で大ぶりのビー玉が70個ほど手渡される。

決して狙ってはいけない。
いい加減な気持ち(平常心という意味)で打ち続け
運良く穴に入るとガラガラ(パチンコでいえばジャラジャラ)と
音をたててガラス面の上にビー玉が流れ出てくる。

どんどん穴に入ると盤面が見えなくなってしまうが、
そんなときは、慌てず専用のトレーですくい上げるのだ。

この日は、まったく入らないカップルを尻目に
無欲な3人が徹底的に勝ち続け、
わずか200円の投資でオジサンが呆れるほど楽しんでしまった。


浅草珍道中の後半、新世界近くのピンボール店にて。

ピンボール風レバー
by leica_m4m | 2008-03-21 18:09 | Leica M | Comments(4)

おくだ

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「あのー、駄菓子屋さんは…」「ああ、その路地の奥だ」

「東北本線で上野の次の駅はどこ?」「尾久だ!」

「帰る前に見積終わらせてね」「はーい(あぁ億劫だ)」

「彼インフルエンザで寝込んでるよ」「それは気の毒だ」

「宝くじ当たっちゃった!」「えー!!3億だ!」

 (*やや不純物あり)


ところでこれは、オクダという漆器のお店。
竹や木を使った道具が豊富らしい(合羽橋にて)。
by leica_m4m | 2008-03-19 20:31 | Leica M | Comments(2)

とーふー

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自転車に乗った豆腐屋のオヤジさんは、
夕方4時頃になると決まってやって来た。

昭和ドラマの中では「パぁ~プぅ~(豆~腐~)」
というラッパの音とともに現れるところだが、
そのオヤジさんのラッパは「パぁ~(豆~)」だけ。
「プぅ~(腐~)」がないという
子供心にもやや物足りないものだった。

ちょうど小学校の通学路にお店があって、
その前を通ると山と積まれた「おから」が見えた。
豆腐を買いに行くと、真冬の凍えるような日でも
水槽に沈んだ豆腐を素手ですくいあげてボールに入れてくれる。
子供心にも「大変な仕事だなぁ」と思ったものだ。


ある日、クラスでその豆腐屋さんが話題になっていた。
さっそく帰り道にお店を覗いてみると、
ピカピカの最新型スカイライン(ケンメリ)が車庫に鎮座していた。

子供心になぜかショックだった。


写真は上野から浅草への散歩にて。
粋なご主人のいらっしゃる昔ながらの豆腐屋さん。
今日は、どうしても長方形にてゴメンナサイ!

散歩道
by leica_m4m | 2008-03-17 20:00 | Leica M | Comments(6)

散髪

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散髪が嫌いな子供だった。
とくに襟を剃られるのが苦手だった。

シェービングブラシというのか
石鹸をあの太いやつで泡立てて
首筋に塗られただけでもうクネクネ状態だった。

剃刀をあてられたら とたんに首をすくねるものだから
あやうく流血の惨事になりそうなこともあった。

あれから何年経ったか。
今は近所の床屋さんが好きだ。

おばちゃん(旦那の方はイマイチ)の肩のマッサージが
とても効くんだ これが。(^^



*写真は近所の床屋さんではありません。

ぐるぐる
by leica_m4m | 2008-03-14 20:51 | Leica M | Comments(2)

大熊猫

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3月も半ばになろうというところだが、
起床時の目のかゆさと、出社してから連発するクシャミには
ここ数年いつものことながら閉口する。

目は真っ赤、まぶたを腫らして
明らかに思考力も低下している同僚もいるが
まあそれ程ではないにせよ、落ち着くまでは難儀だ。

あと1~2週間の辛抱しんぼう。

あーもうこんな時間か。
誰にも遊んでもらえないパンダと同じ、今日はひとりぽつん。
by leica_m4m | 2008-03-13 02:01 | Leica M | Comments(4)

写真と、その変容

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湯島から浅草に至る散歩の途中、喫茶店に立ち寄った。
コーヒーを飲み一息ついたところでが取り出したのは、
自身が「パイロット版」と呼ぶ手作りの写真集だった。

2年前に撮られたというニューヨーク。
80枚に及ぶモノクロームの写真群が、
文庫本サイズいっぱいに圧倒的な密度で描かれていた。

ドラマチックでありながら抒情に流されない。
旅行者の視線でありながら象徴的なシーンに媚びない。
そして、写真でありながらその範疇に止まらない。

一編の映画のごとく流れる濃密な時間がそこにはあった。


私は、その本(敢えて写真集ではなく)を見ながら
彼のブログに書かれたこんな言葉を思い出していた。

「僕は僕なりの確信を持って写真を作っている」

そう、はプレーヤでありながら、まぎれもなくプロデューサなのだ。


*写真は昨年のT氏の写真展にて。a氏がカメラを構えている貴重な記録(笑)
by leica_m4m | 2008-03-10 12:29 | GRD | Comments(4)