正方形×正方形

開放絞り

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さて、NOKTON35mmF1.4を開放絞りで撮って
作例になりそうな写真を探していたのだけれど、
うーむ、ちょっとムリかもしれません(汗)。

kawamutsuさんご指摘の
>背景がグルグル回っていて気持ちが悪くなるようなボケ方
を見事に体現している作例なら発見できました(大汗)。

お、おかしいな…。

面目ありません。
というわけで今日は別の絞り開放写真を。

事実上絞りのないHOLGAは、いつでも開放。
今はなき三信ビル。

ぐるぐる
# by leica_m4m | 2008-04-21 23:28 | HOLGA | Comments(8)

絞り開放

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やっと使えるようになってきたノクトン35mmF1.2があるのに、
買ってしまった「ノクトン classic 35mmF1.4」。

外観は、高騰中の「ズミルックス35mmF1.4」そのもの。
変形ガウス型の構成は同じだけれど、
でもレンズは8枚構成だからズミクロン8枚玉に近いのかな。

F1.2に比べてすんごく小さくて軽いのがいい。
重量は200gだから半分以下だ。

開放でのボケ具合はご覧のとおり。
最新スペックによる高性能を謳うF1.2よりも大げさではないが
そこそこ遠景を撮ってもよくボケる。(誰かさんみたいに・笑)。

「対称形の美学。」というのが新しいノクトンのキャッチフレーズだが、
好き嫌いはともかく、買わされちゃったんだからきっと良いコピーなんだろう。


九段下ビルをバックにした、直立不動の男。

もういっちょ開放
# by leica_m4m | 2008-04-18 22:29 | Leica M | Comments(14)

浅草煙突

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これも古い写真。

煙突と電信柱の配置が面白く思えてたのだろう。
現在と嗜好や着眼点がほとんど変わっていないのは
頑固なのか進歩がないということか。(やれやれ)

下のカットを見ると昭和初期的な造形であることがわかる。
壁の修理の方法も、ちょうどその頃の建てられた
鉄筋コンクリートのアパートで見たことがある。

煙突がちょっと変わったデザインで、
先端に向かって急に細くなっているあたりからどうやら金属製だ。
銭湯の煙突ではないだろう。
歓楽街にちょっと似つかわしくない感じもする。


おそらく現存しない浅草六区の建築。89年の夏。

なんじゃこらー
# by leica_m4m | 2008-04-17 23:08 | archive | Comments(0)

東京クラブ

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昭和初期の建物がつぎつぎと姿を消している。

昔懐かしい銭湯や商店、住宅のごく一部は
江戸東京たてもの園に移設されたが、
保護の対象となる文化的・歴史的価値を
見出された物件は実に少ない。

大型のテナントビルは移設など到底不可能で
「家賃収入を得る」という大原則から言っても
建て替えざるを得ないケースがほとんどだ。

奇跡的に生き残っている九段下ビルでさえ、
フルにテナント契約が成立しているはずもない。
仮にウチの会社が「九段下ビルに引っ越す」ことになったら
社員からの猛反発は容易に予想できるし
電源やネットワークなどファシリティ的な問題も解決できるとは限らない。

こうした建築物に「住んでいる」「使っている」
あるいは「所有している」ということは、
常に様々な現実と対峙しているわけで、
それは単なるノスタルジーや美化されたイメージに基づく
保存思想などとは同じ土俵で語れない切実な課題であるはずだ。

だから、
またひとつ懐かしい商店が営業を停止し
またひとつ美しいビルディングがなくなっても
それを記憶にとどめておく作業を続けるしかない。


TOKIO!--かつてYMOがそう叫んだ瞬間、
すっかり古ぼけて黄ばみきっていた東京は
世界に名だたるテクノポリスへと変貌を遂げた。

破壊と創造、集中と分散と再統合、そして衰退から再生へ
そうやって、建物や街は何度でも生まれ変わるのだ(と信じたい)。


ここ浅草六区は、明治、大正、昭和を通じて
興業や映画で賑わい東京屈指の娯楽街として発展した。
建物や街の栄枯盛衰を語るには最適な題材かもしれない。


89年の夏、まだ六区にあったころの「
東京クラブ」。

幻影
# by leica_m4m | 2008-04-15 18:49 | archive | Comments(6)

くももももももも

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すもももももももももも とは
「李(すもも)も桃 桃も桃」のことだが

では くももももももも とは何だろう?

「雲も腿も桃」では意味がわからない。
「苦も藻も桃も茂」では更にわからない。
「蜘蛛も藻も桃も」はちょっとマシだが組合せがヘン。

待てよ「久も桃 茂も桃」だったら…
久くんも茂くんも桃が好物 って文脈になりそうだ。

もしかすると「久も腿 茂も腿」…なるほど!
久くんも茂くんも太腿が好き っていう意味なんだなこれはきっと。
(ホントか!?)


くももももももも~ って感じの雲。
# by leica_m4m | 2008-04-11 20:07 | Leica M | Comments(4)

くだんの一件

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「ところで、くだんの一件だが…」

などと、突然切り出されると
紛糾した会議の善後策の件なのか
為替変動による経常利益への影響の件なのか
F1.0レンズの購入計画の件なのか

はたまた
行きつけの定食屋の箱入り娘の今日のご機嫌の件なのか
まるでわからないが(ふう~)
ここで言うくだんは何のひねりもなく「九段」である。

九段下ビルで行われた写真展を観た。
昭和3年築という九段下ビルの複数の部屋、通路、階段を使って
九段下ビルで撮られた作品を展示するという素敵な企画であった。

昭和初期に設計されたであろうその窓に、
寂しそうな曇り空がちょっと似合っていた。

隔世の感
# by leica_m4m | 2008-04-09 19:19 | Leica M | Comments(8)

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桜は美しい。

見る人のために美しいのではなく
撮る人のために美しいのでもなく
美しくあるためだけに美しい。

人が桜にこんなに惹かれるのは、
美しさの刹那が何よりも尊く思えるからだろう。
# by leica_m4m | 2008-04-07 21:37 | Leica M | Comments(7)

夜桜

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夜桜を見に行った。

客の大半がデジカメあるいはケータイカメラを携え
花見なのか「花撮り」なのか微妙な感じではあった。

デジタル一眼に大仰なズームを装着した本格派も少なからず。
「みんな写真好きなんだなー」と微笑ましくも思えた。(笑)

満開の桜はライトアップされ、風が吹くと美しく舞った。
華やかさと儚さが共存するなかなか贅沢な空間であった。

と、一陣の風が再び可憐な花びらを舞い上がらせた。

おおっ!という喚声とともに老若男女 皆その美しさに見入ったその時
「チッ!オヤジ、邪魔なんだよ!!」
と私のすぐ横で陣取っていた三脚男が
小さくしかし腹の底からの憎悪とともに叫んだ。

周囲に気遣いながら桜を楽しむ大人に混じった この無粋な男を、
振り向きざま三脚ごと蹴り上げてやりたい衝動に駆られたが、
グッと堪えて男の横顔を凝視した。

男は決して目を合わせることなく、まだ何やらぶつぶつ呟いていた。

贅沢な気分は、三脚男のおかげで半ば台無しになった。
# by leica_m4m | 2008-04-06 19:06 | GRD | Comments(6)

旅館

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船橋はもともと港町、漁業の町だった。
私が小学生の頃は、まだかなり盛んだったのだろう
海産物のお店が駅前に並んでいた記憶がある。

1960年代から団地がたくさん造られ
東京のベッドタウンとして急速に発展してきたが、
それは主に国鉄線路(!)の北側でのこと。
かく言う私も北側の団地の住人であった。

長いこと船橋に住んでいたが、
自宅から遠くない場所に「太宰治の家があったらしい」
と聞いたのは、ずいぶん後のことだ。

さっそく訪ねてみたが、
昭和10年当時の建物が残っているはずもなく
ごくありふれた住宅街になっていた。
(今は記念碑があるらしい)


さて、この和風旅館は大正十年の創業。
木造の建物は昭和初期に描かれたイラストと変わらない。
ここに太宰も滞在して執筆したらしい。

巨大なクレーンが見えたので
「すわ!取り壊しか!!」と一瞬慌てたが、
マンション建設工事だったのでひと安心。
# by leica_m4m | 2008-04-04 23:52 | Leica M | Comments(6)

ヒゲ

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上野、日暮里、三ノ輪あたりを起点に
浅草めざしてどんどん歩く。定番の散歩コースだ。

日暮里から歩いたこの日は、三ノ輪で天丼を食する計画だったのだが
少々到着が遅れてランチタイムを逃してしまった。残念。
でもお隣さんで桜鍋を美味しくいただいたのでまぁ良し。

さらにこの日は、持前の方向音痴を存分に発揮して
歩いたことのない場所をずいぶん彷徨ってしまった。

やっと辿り着いた隅田川に沿って吾妻橋まで下ったのは、
5時をまわった頃。向こう側には西日に照らされて
ビールの泡にはとても見えないオブジェが金色に輝いて見えた。

で、振り返りながら空を見上げるとこっちにはヒゲのおじさん。
すっかり傾いた日を背に、ちょっとウィンクされた気がした。

てんどんうまい
# by leica_m4m | 2008-04-01 02:43 | Leica M | Comments(6)