ホールトーン
9月のとある週末、サントリーホールでクラシックのコンサートを観た。
ロシアの暗い叙情、ラフマニノフの2番がお目当てであった。
開演前、拍手が止んで一瞬の静寂がホールを支配するところは
こうしたステージ独特のものかもしれない。実にいい。
最近は「オーディオ耳」になっているので、
ついつい楽器単位の分解とか定位なんてものを期待してしまうのだが、
原音というのはもっと繊細で遠く微かに響くものであることを知った。
そして、前半のステージが終わりに近づいたころ
ある仮説に行き着いたのである。
この繊細なフレーズはあの奏者を独占したい!
このハイライトは管楽の迫力に圧倒されたい!
フィナーレは重厚な旋律を腹の底に感じたい!
プログレマニアの私にも少しだけわかった気がする。
こうした夢を叶えることが、オーディオの神髄なのだ。
誰と行ったかは、もちろん内緒である。
by leica_m4m
| 2009-10-06 00:06
| GRD
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Comments(4)
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sa55z at 2009-10-06 09:16
内緒であるってそこまで書いていて・・・・・。
しばらく本物のクラシックを聴いていません。クラシック趣味はありませんが音響に興味があり、極またに聞きに行きます。
あくまでも音源のチェックとして(笑)
しばらく本物のクラシックを聴いていません。クラシック趣味はありませんが音響に興味があり、極またに聞きに行きます。
あくまでも音源のチェックとして(笑)
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leica_m4m at 2009-10-06 22:20
あはは! sa55zさん、こんばんは。
ホンモノの音はちょっと違いました。(笑)
ホンモノの音はちょっと違いました。(笑)
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kawamutsukun at 2009-10-09 00:23
ラフマのピアノ協奏曲を聴いてみたい。。。
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leica_m4m at 2009-10-11 03:26