破談
キリンとサントリーの経営統合がご破算となった。
これにより、おそらくは世界で最も可愛らしい
ブランドになるはずだった「キリンさん」の実現は極めて困難になった。
上場企業としての「経営の透明性」を主張するキリンと
ビール事業の黒字化に「やってみなはれ」で45年間費やしたサントリー。
飲料メーカーの文化の違いを「水と油」に例えるのは適切ではないと感じながら
(とは言え「ビールとウィスキー」に置き換えても意味がないので)
ここは素直に「生き方が違ったのだ」と解しておこう。
規模の経済も、グローバル戦略もわからないではないが、
選択肢の減った世界は、きっと今よりつまらない。
結婚はならずとも、これからの市場を面白くしてくれる可能性には期待したい。
たとえば「サントリー角+キリンレモン ハイボール」
なんて商品を「甘~く」夢見るのもいいだろう。
by leica_m4m
| 2010-02-08 15:34
| GRD
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