いまさら濹東綺譚を読み返すからには
くだんのエリアで撮り負けないためにはまず歴史を知ることと考え
仕舞い込んであった文庫本を引っ張りだして読み始めた。
濹東綺譚である。
昭和初期にあって主人公が30〜40年前つまり明治初期を回想するくだりがある。
荷風が衰微してゆく日本的な美しさについて語るとき、
隔世の感というより現実感をもって捉えることできるから何とも不思議だ。
文中に「陋巷(ろうこう)」という表現が何度か出てくる。
画家のneonさんが使っていらしてずっと気になっていた言葉である。
by leica_m4m
| 2011-01-12 20:58
| GRD
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Comments(6)
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Letsgo_M at 2011-01-12 23:02
奥の人の足が可愛い
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leica_m4m at 2011-01-13 08:38
あはは!ありがとうございます。^^
あ、リンクを張って下さってありがとうございます!
不祥neon、十代の頃より濹東綺譚を耽読していた阿漕な人間でして。陋巷という言葉の何とも言えぬ魅力に惹かれ続けています。荷風の時代を遥かに隔てて尚、陋巷的な匂いは東京の町の片隅にやはり残っているのです。・・・語り始めると話が尽きなくなってしまいます。。。
実は、私の今住んでいる町も荷風が「陋巷」と述べていたのが近年わかり、驚いた次第です(笑)。
いつかゆっくりお話したいですね。
不祥neon、十代の頃より濹東綺譚を耽読していた阿漕な人間でして。陋巷という言葉の何とも言えぬ魅力に惹かれ続けています。荷風の時代を遥かに隔てて尚、陋巷的な匂いは東京の町の片隅にやはり残っているのです。・・・語り始めると話が尽きなくなってしまいます。。。
実は、私の今住んでいる町も荷風が「陋巷」と述べていたのが近年わかり、驚いた次第です(笑)。
いつかゆっくりお話したいですね。
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leica_m4m at 2011-01-13 21:16
neonさん こんばんは。
10代からご愛読とは恐れ入りました。
ワタシは20数年ぶりに読みましたが、
すっかり内容を忘れていて言葉のひとつひとつがとても新鮮でした。(笑)
「陋巷」という言葉を知ったおかげで、
自分が惹かれる対象を「一語」で説明できるようになりました。
チャンスがありましたらぜひお話しいたしましょう。^^
10代からご愛読とは恐れ入りました。
ワタシは20数年ぶりに読みましたが、
すっかり内容を忘れていて言葉のひとつひとつがとても新鮮でした。(笑)
「陋巷」という言葉を知ったおかげで、
自分が惹かれる対象を「一語」で説明できるようになりました。
チャンスがありましたらぜひお話しいたしましょう。^^
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まご
at 2011-01-13 23:26
x
濹東綺譚はギャラリーのほうにおいてるので、いま青空文庫で捜したけどなかった。かわりに「寺じまの記」を見つけて読みました。
10年近く前に行ったんだけど、あの一角はどこをどう歩いてんだかわからなくなる面白さがありますよ。
10年近く前に行ったんだけど、あの一角はどこをどう歩いてんだかわからなくなる面白さがありますよ。
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leica_m4m at 2011-01-14 09:01
まごさん こんにちは。
濹東綺譚の中でも「迷宮(ラビラント)」と表現されています。
こんど東の方へお越しになられるまでに、ご案内できるようしっかり歩いておきます。^^
早くしないとスカイツリー効果で様変わりしちゃうかもしれません。(笑)
濹東綺譚の中でも「迷宮(ラビラント)」と表現されています。
こんど東の方へお越しになられるまでに、ご案内できるようしっかり歩いておきます。^^
早くしないとスカイツリー効果で様変わりしちゃうかもしれません。(笑)