「幻燈街」という名の絵画展
裏寂れた陋屋も灯りの落ちた飲み屋も、
彼女の手にかかると仄かに輝き出す。
人けがないのに人の気配を感じるのも
匿名なのに何処かで見た錯覚をおぼえるのも
彼女の中には人も建物も灯りも実在しているからに他ならない。
彼女はただそれを再現するのではなく、
記憶を紡ぎながら自身のイメージを撚り合せていく。
描かれるのは薄っぺたなノスタルジーでも、
生臭いリアリティでもない。
記憶の底で脈打つ幻影の優しき具象である。
街撮り人類必見の展示です!
惚れちゃいますよ! ^^
◆大倉ひとみ個展「幻燈街」
◆@銀座1丁目 ギャラリーツープラス
◆10月8日(土)〜13日(木)
by leica_m4m
| 2011-09-25 22:05
| 写真展
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