モノクロームには時代を超えるチカラがある
利根川沿いにあるこのエリアには、
「残され街」とでも呼びたくなる雰囲気がある。
最初に訪ねてからもう2年近くになるが、震災の影響でだいぶ様子が変わった。
わずかな期間のうちに、昭和20年代から30年代の商店のいくつかが姿を消した。
こちらの時計カメラ店も残念ながら昨年末にお店を閉められた。
昭和のはじめに先代が始めたお店を継いだ2代目のご主人が、
地元百貨店的なご商売に拡張したのだという。カメラ、メガネ、電器製品、
ミシン、レコード、釣道具という品揃えはちょっとユニークだ。
昭和30年頃に建てられたお店の
タイルを模したトタンで覆われた外観ショットをハッセルで、
商品棚がなくなってガランとした店内はライカで撮らせてもらった。
さて、このプリントを持参した日、
たまたま訪ねてきたご親戚の方が手に取って言った。
「あら、いつの写真?ずいぶんと昔じゃない」
そう、モノクロームには時代を超えるチカラがあるのだ。(笑)
東京・根津で開催中! 12月5日(水)から大阪は四ツ橋で始まります。
by leica_m4m
| 2012-11-29 21:47
| Leica M
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Comments(2)
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kawamutsukun at 2012-11-29 23:53
らしさが出てる写真ですね♪
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leica_m4m at 2012-11-30 09:00