正方形×正方形

残念無念

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予想以上の収穫にホクホクしつつ、もうひとつの目的地に向かった。
隅田川沿いの工場地帯にある その筋(笑)では有名な煙突である。

京成線の上り電車に乗る度に、この巨大な煙突
車窓から眺めつつ「撮っておかねばならん」と考えていた。

駅から隅田川に向かってどんどん歩く。
踏み切りを渡ってじきに現れる塀に沿ってさらに歩く。
塀の向こうは工場の敷地。巨大煙突は中ほどにあるはずだった。
近くのアパートの階段を上がり、そこから見えたものは…

イヤな予感が的中した。
広大な敷地の半分ほどが跡形もなく消えていたのだ。
あの煙突とともに。

かつて、この場所のやや上流には「
おばけ煙突」を擁する
東京電力千住火力発電所があったのだが、
東京オリンピックの年に解体されてしまったらしい。

おばけ煙突は世代的に実物を見るのはムリだったが、
その「名残り」のような巨大煙突を撮り逃してしまうとは・・・。

残念無念である。


写真は塀越しに見えた三日月。
この日の収穫は満月には至らなかった。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
荒川区で酒店を経営されている
morimoriさんより
巨大煙突の貴重な写真をご提供いただきました。(嬉)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
# by leica_m4m | 2009-01-04 01:30 | GRD | Comments(10)

えんとつはじめ

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京成線に乗り込んで上野方面に向かった。
カーブの多いこの路線、高架になっていない区間では、
車両が家の軒先をかすめていく。

最初の目的地は葛飾区の某所だ。
今日のお目当ては、「LOBE」と呼ばれるリストの
上位にランクする煙突である。

私が密かに編纂してきたこのリスト(LOVEではない)には、
必見とされる「煙突一覧(List of the Best Entotsu)」が記されている。

えーさて、やっと某駅に到着。
澄み切った青空のもと、吹き荒ぶ冷たい風に晒されながら歩くこと数分。
その煙突は忽然と現われた。

太く、高く、まっすぐ天に向かうその姿には、塗装もリングもない。
堂々とした風格は廿世紀浴場のそれを彷彿とさせる。
おお!これは久々の「ランク8」ではないかー!?

凍える手でカメラを取り出し
真っ青な空に映えるプレーンな煙突を見上げると、
カラスが2羽、風に流されて横滑りするように飛んで行った。
そのあまりに美しい光景に思わず息を飲んだ。

しまった!シャッター切るの忘れた!!

いくら惚れ惚れするような煙突でも、見入っているだけではいけない。
「エントツグラファー」への道はなかなか険しい。
# by leica_m4m | 2009-01-02 23:33 | GRD | Comments(4)

2009年のはじまりはじまり

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どんな困難が待ち受けているか予測もつかないが、
2009年はさらりとやってきた。

デジカメやケータイだけじゃない。あらゆる商品やサービスが
驚くべきスピードで投入されてはアッという間に陳腐化していく。
過去1年で(あるいはその前から)目の当たりにしてきたことだ。

しかし「利益の先食い」が期待できなくなった今、
誰もがその回転にブレーキをかけざるを得ない状況に直面している。
スピードを緩めた車輪に自立走行は難しい。

気の抜けない1年になることは間違いない。


さて、「はっぴいえんど」が解散した1973年からの10年と
2009年の今日から遡った10年では、時代のスピードが違う。
それが事実なら、過去時計がズレたことにも合点がいく。

だが待てよ。時計がズレたのは個体としての問題であって、
時代のスピードでさえ一人勝手な妄想に過ぎないとしたら・・・。

そりゃー、ただのおトボケさんである。
(せめて今年は天然と言われないよう気をつけよう)


--
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日はスバラシイ晴天に恵まれました。
皆さまにとって、よい1年の始まりとなりますことを。
# by leica_m4m | 2009-01-02 00:28 | GRD | Comments(6)

終わりの季節

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1973年に「はっぴいえんど」が解散して
大滝詠一がロングバケイションをヒットさせるまでわずか8年、
細野さんがYMOで大ブレイクするまで「たったの」7年ということに気がついた。

その倍くらいの間隔があったような気がしていたのだが、
ここ数年の異様に加速した時間の中で
過去時計がズレてしまったのかもしれない。

もうすぐ2009年がやってくる。

ってことは、YMO結成30周年!?
あの興奮と熱狂から、もう30年!?

そう考えたときに、やっと顕在化する焦燥感は
マヒしてしまった時代感覚を取り戻すキッカケになるだろうか。

数年前、25年ぶりに行われた中学の同窓会で、
当時新卒で赴任してきたばかりの担任と
我々との「歳の差があまりない」ことに驚いた記憶がある。
歳をとるごとに、キースエマーソンやロバートフリップとも
歳が近づくというのは何とも不思議な気分ではある。

調べてみたら、2007年にはYMO結成30周年企画が頻発していたようだ。
そういえばラガーのCMに出ていたのもその頃か。


さて2008年。
楽しいことや 愉快なことや 淋しいことや 悲しいことや 苦しいこと
なんだかいろいろあって、なかなか すばらしい日々であった。厄年じゃないのに。(笑)
思い出しそうになる日は、ビール飲んでさっさと眠るんだ。


当ブログへ懲りずにお越しいただいている皆さま
写真展にわざわざ足を運んでいただいた皆さま
「喰っちゃ撮り」「喰っちゃ焼き」に参加してくれた写真仲間、
そして、共に写真展を成功に導いた戦友たち。

本当にありがとうございました。
どうぞよいお正月をお過ごしください。
# by leica_m4m | 2008-12-31 17:17 | GRD | Comments(10)

第2回オーディオ指南③最終回

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あまりの音の変わりように私はすっかり満足してしまったが、
マニアなオーディオ師匠I氏は、ますますマニアな探究心を発揮して
次なるグレードアップに取り組み始めた。

スピーカケーブルの両端に「Yラグ」と呼ばれる
プラグを追加することで、更なる音質向上を狙うというのだ。

「効きますよ。何しろ4本セットで○○千円ですからね」
とI氏は、にわかに信じ難い価格を披露した。
(これは期待できるかも~!!)

実は、今回のセッティングに先立って
「若いながら耳の肥えた業界通」改め「若く聡明で耳の肥えたT氏」に
ハイグレードのケーブル類を何種類か提供してもらっていた。
(総額いくらになるんだ~!?)

さて、これら豪華なパーツを追加して得られた成果はいかに!?

「・・・・・」(I氏)
「・・・丸くなりました?」(私)
「相性の問題かな・・・」(I氏)


これだから、オーディオは面白い。(おしまい)



写真は浅草・仲見世の裏通り。
2008年最後を飾る煙突がコレか!?
# by leica_m4m | 2008-12-31 03:43 | Leica M | Comments(4)

第2回オーディオ指南②

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「そうそう、その前にこれやっとかなきゃ」
と言ってI氏が取り出したのは、何やら怪しいCDである。
(見た目は別に怪しくはなかったのだけれど)

「ボリュームは少し絞りましょうか」
CDをプレーヤにかけたが、いっこうに音が出ない。
だが、「えぇっ!?」スピーカのウーハーが前後に大きく動いている。
(やはり怪しかった・・・!)

「スピーカの再生能力を超えた低音が出てるんですよ」
そうしているうちにヴゥーーーンと唸るような低音が聴こえてきた。
なーるほど、スピーカの「エージング加速CD」だったわけだ。
これなら効率的(つまり強制的)にストレッチできる。
(ホントにいろいろあるなぁと感心)

スピーカ、アンプ、プレーヤそれぞれをつなぐケーブルには4種類ある。
そのうち最も短くて、どうでも良さそう…
いや影響が少なそうに思えるのがジャンパーである。

さて、I氏渾身の手作りジャンパーに交換した結果はいかに…!?

これが、「豹変」という形容が大げさでないほど変わった。
中域の厚みが増して、音の美味しいところが前面に出てきた。
ヘンな表現だがスピードが一段上がった気もする。


降参です。(つづく)



写真は、浅草のハヤタカメラ店。
いや、か、買ってませんよ!
# by leica_m4m | 2008-12-30 14:58 | Leica M | Comments(2)

第2回オーディオ指南①

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昨日はマニアなオーディオ師匠I氏を拙宅にお招きして
導入間もない機器のセッティングを見てもらった。

良音を手に入れるにはスピーカの壁からの距離や角度など
セッティングが大事であることはそれなりに理解(体感)していたが、
それを「ミリ単位で追求しまっせ~」(I氏)というのが狙いであった。

最初はレーザー水準器(!)を使って
スピーカーの位置と角度を正確に合わせていく。
巻尺を使って正しく配置したハズだったが、
数ミリ以上ズレていることが発覚。(汗)
オマケにL側のスピーカーは垂直に立っていないことまで判明した。

位置決めをやり直して・・・
「どうです? 音の定位がシックリきたでしょう?」(I氏)
「はぁ、ナルホドですね~(そう言われてみれば~)」
「じゃあ次、ジャンパーを替えてみましょうか」(I氏)

スピーカーのケーブル接続部は、高域用と低域用とに
分かれているのだが、これをつなぐ短いケーブルがジャンパーである。

「これ、自信作なんっすよ!」
なんとI氏は、渾身の手作りジャンパーを持参していた。(つづく)



写真は今年3月の浅草散歩から。
オジサンの名誉のために言っておくなら、
くぐろうとしているのは中華屋さんのトビラである。
# by leica_m4m | 2008-12-29 17:33 | Leica M | Comments(4)

生粋煙突

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師走である。12月26日である。

大半の企業は明日から9連休なのだろうが、
ウチの会社はご丁寧にも週明けに納会を残している。

土曜日は久しぶりの暗室。
日曜日はマニアな師匠をお招きして
新システムを視聴してもらう。

師走である。あと10分もすれば27日である。
おや?年賀状いつつくろう・・・(汗)


写真は下町の銭湯。
清く正しい煙突である。
# by leica_m4m | 2008-12-26 23:56 | Hasselblad | Comments(2)

おた入り

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写真展が始まる少し前に、
自宅のオーディオをこっそりリニューアルした。

新しいスピーカとアンプが揃って鳴り始めたのは
10月の終わりのことである。

良いアンプというのは「でかくてやたら重い」
というのが私の中で常識だったのだが、
最近のテクノロジーでは音の良さと重さは比例しないらしい。
新しい発見であった。

機器選定にあたっては、
マニアなオーディオ師匠にいろいろ教えを乞いつつ
若いながら耳の肥えた業界通某氏からは
特定ブランドの猛烈な推奨を受けたが、
結果的に「見た目」で決めてしまった。(ゴメンネ)

やっぱり、カッコ良くなきゃね。

デザイン優先とはいえ、アンプ本体にボリュームつまみがない、
という衝撃的な現実を受け入れるのには少し時間を要してしまった。

かくして導入されたスピーカとアンプであったが、
10週間ほどの慣らし運転を経て
ようやく実力を発揮しつつあるようだ。

お気に入りの曲が、とても良く鳴っている。
# by leica_m4m | 2008-12-23 22:40 | Leica M | Comments(2)

工事中

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12月になると慌しくエンジンのかかる道路工事だが、
今年はやや控えめな感じがする。(気のせいか)

少し前、タモリ倶楽部で「道路工事グッズ(保安用品)」の
特集をやっていたが、撮影した映像を即座にLEDの大型掲示板に
アニメーション投影できる機器にはちょっと感心した。

お馴染みの赤いコーンには内部から発光するタイプもあって、
これは夜近くで見るとなかなか美しい。


さて、今年も残りわずか。
不透明、というより不確定要素の多すぎる来年に向けて
なかなか緊張感の抜けない年の瀬である。
# by leica_m4m | 2008-12-21 01:30 | GRD | Comments(2)